3/21 『日本の食遺産』『テンペスト』

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◎図書館で借りた『日本の食遺産』岸朝子に目を通す。各地の非常に分かりやすい名産品ガイド。紹介されているものは多少月並みな感を受ける。
この書名はもともとのTV番組から来ているようだが、「食遺産」という言葉が馴染まないように思う。帯を見てみると「日本の食の宝」と大書してあり、こちらのほうが適切に思える。
沖縄の紹介を読んでいると、著者の父親は大宜味村の出身であることを知る。

カツオのタタキ 高知 中央物産
http://www.yosakoi45.co.jp/
サバズシ 福井 塩荘
http://item.rakuten.co.jp/shioso/c/0000000107/

同じく『テンペスト』上下、池上永一は読み終えるのに4日ほどかかる。
この著者は詰めが甘いというか、つまらない表現、記述を所々に散りばめることで、せっかくの題材を駄目にしているように思う。もったいない。
そして残念なのが、読後、著者がこの小説で何を語りたかったがわからないことだ。