11/15 南海王国記

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◎図書館で借りた『南海王国記』飯嶋和一(著)を読了。
飯嶋和一に外れなしと帯で謳っているが、本作に関しては個人的には外れかな。残念。

鄭成功のお話。長崎県平戸の出身ということで、ホテル蘭風の近くが鄭成功の生家。そのため記念館などがあるのは記憶していた。
読んでいて「国姓爺」という単語が出てくることで、近松門左衛門作の人形浄瑠璃「国性爺合戦」の国性爺と結びつく。

さて本書はxxxx年x月といった見出しレベルで書き進められているので詳細ではあるが、果たしてこの形式でよかったのか疑問が残る。淡々と書かれていて、いまひとつ盛り上がりに欠け、正直、最後まで読むのがしんどかった。