◎先日、ハードオフのジャンク箱より324円で入手した「Xbox360スリム専用ACアダプター」をPC用ACアダプターに改造してみる。
今回、入手した「Xbox360スリム専用ACアダプター」は出力135Wとなる。内訳は次の通り。
12V 10.83A(130W)
5V SB 1A(5W)
PCに必要なのは、この12Vの出力。Mini-ITXユーザーで電源にACアダプターを使っている方なら、このアダプターの価値が分かるだろう。
当然サイズ的には大きく、手持ちの12V4A、12V6Aのものと並べると、その大きさが改めて分かる。
ピンアサインを調べるが、古いXBoxのものは出てくるが、こちらの2ポート型のものは見当たらない。ただネットで古いXBoxの電源をXbox360スリムで使うための変換コードが売られていたので、6線であることは間違いなさそうだ。
電源ケーブルをポートの根本で切断。やはり6線入っていて黒、黄×2、赤、青、灰となっている。マイクロソフト謹製だと、電源内のコード色も統一されているだろうとネットで公開されている以下のピンアサインを確認。
黒:GND
黄:+12V (POWER ONで12V出力)
赤:+5V SB (常時5V出力)
青:POWER ON (電源オン信号)
それまでACアダプターのLEDがオレンジの待機状態にしかならなかったが、赤青ショートでLEDが緑で点灯。黄、黒で測れば12V出ている。
ということで、赤青を結びハンダ付け。黄と黒をDCプラグにハンダ付け。根本は熱収縮チューブでキレイにまとめられないので、自己融着テープを巻き付けておく。
さっそくACアダプター2台構成だったMini-ITXマシンを、こちら1台にしてスイッチオン。BIOS画面に続き問題なくOSが起動。やはり130Wあると余裕だ。その後、2時間ほどシステムのアップデートやWebブラウジングをしてみたが、問題なし。
静音PCを目指す方にとって残念なのは、このACアダプターはファン内蔵ということ。ファンの音は気にならないレベルではある。
あと、ひとつ問題とするならACアダプターを強制的にパワーオンにしていることかな。本当はPCのパワーとACアダプターのパワーが連動すると美しいんだけどね。とはいえ、このアダプターは待機で5W使うので、運用としてはコンセントSWなどで対応するしかない。