◎前日「ちんすこう本舗新垣菓子店」で取り置きしてもらった千寿こう(せんじゅこう)をいただく。各店には11時半に入るらしいが予約しないと瞬殺のようだ。お値段は1つ250円。
このお菓子は小説「テンペスト」のなかで登場してくるのだが、それまで幻の琉球菓子だったものを、小説の刊行を機に「新垣菓子店」が、口伝のレシピをもとに、再現したもの。
再現された話は前に新聞で読んで知っており、小説を読んだ者としては、機会があれば食べてみたいと思っていた。先日、県内新聞で紹介されたので、ようやく食する機会を持った。
花びらを模した、なかなか可愛らしい外観。味は最初に来るのは餡として入っているゴマやピーナツバターの風味、そして最後に橘餅(きっぱん/オレンジピール)の風味が広がる。
あわせて「闘鶏餃(たうちいちゃう)」も買ったのだが、これも似た感じ。これらを収めた伝統琉菓コレクションというセットがあるので、それを買ってしまうのがベストかも。千寿こうの「こう」の文字がSJISだと出せないので、正しい文字は下記をご覧ください。
http://www.chinsuko.com/search/detail.php?goods_id=31
今回、ちんすこうの小亀6色詰め合わせ。通称「赤箱」「六角」も買ってみたが、ここのちんすこうは上品だね。過去に美味くないちんすこうを食べたせいか、ちんすこうに対してイマイチな品という目で見ていたが評価が変わった。個人的には海塩+ゴマがお気に入り。これならお土産にもお勧め。